シングルマザーの悩み

シングルマザーの現状

シングルマザーという言葉はマスコミでもちばしば使われ、すっかり定着していますが、この呼び名の由来は池上千寿子氏の1982年の「シングルマザー 結婚を選ばなかった女たちの生と性」という著書から広まったようです。

 

シングルマザーやシングルファザーは母親または父親の片方どちらかとその子供による家庭で、単親世帯ともいいますが、数ではシングルマザーの方が遥かに多くなっています。

 

年代別にみると20歳から30歳後半のウエイトが高く、シングルマザーは約76万人もいるそうです。

 

シングルマザーとなる原因はもちろん離婚によるものがトップなのですが、どちらが親権者になるかが最近では母親の方がかなり多いことからこの数字となっています。

 

行政の支援内容はシングルマザーに対して厚く設定されていますが、それは就業状態や収入等経済状態が母親の方がどうしても不利な状況になっているためで、現状では母親が常用雇用に就いている比率は50%程度となっています。

 

シングルマザーの平均年収は200万円以下ということで、かなり低く、ある意味当然かもしれません。未成年の子供のいるシングルマザーには児童扶養手当があり、子供が成人した後も寡婦として引き続き支援を受けることができます。

 

ただこれだけでは十分とはいえず、シングルマザーはあの手この手で必死に生活しているのが実情です。